最後の恋

真野部長と、営業部長の野島さんは仲が良くて、よく一緒に飲んだりしてるみたいで・・・。

たわいもない会話が続く中、俺はいつ、浅姫のこと切り出そうか迷っていた。

と、突然野島部長が、俺に話を振ってきた。

「・・・で、今日はどうしたんだ?」

「えっ?」

あまりにも、突然の振りで俺も一瞬固まる。

「何か、話あるんじゃないのか?」

そう言って来たのは、真野部長で・・。

「あのっ、、」

俺は正座をして、真野部長に頭を下げた。

「浅姫さんと、一緒に暮らさして下さい。」

その格好はまるで、娘をもらう男のようだったかもしれない。

一瞬、場が固まったのが頭を下げててもわかった。

まさか、浅姫の事だとは、思っても見なかったはずだ・・・。

「頭を上げてくれ。・・それはどうゆうことだ?」

俺は、今浅姫と付き合っていると言った。

まだ付き合って間もないけど、ずっとそばにいたい、と。

浅姫の育った環境のことも聞いたと。

「・・・・」

真野部長は、何も言わなかった。

「・・・・」

俺も、何も言わなかった。

「君は、・・・浅姫と・・・・」

部長が言葉を濁したので、俺は続きを言った。

「いずれきちんと結婚したいと、思っています。」と。














陽輔side終わり。