最後の恋

19時過ぎて、切れのいい所まで仕事が終わったので、俺は部長との待ち合わせの場所に行くことにした。

部長とは、寿司屋で合流。

寿司屋の暖簾をくぐると、なぜか、営業部長がいた。

「えっ?」

正直、ビックリした。

「どうしたんですか?」

「真野に、俺も誘われてな・・・。」

営業部長は、ニコニコしてる。

マズイ・・・。

営業部長もいたら、なかなか浅姫の話は出来ないんじゃないのか?

俺の頭の中で、いろいろ考えが巡る。

「・・・・」

「こっちだぞ・・・。」

俺は、部長の後をついて、個室に入った。

「遅くなりまして、スイマセン」

個室にはいると、真野部長はもういた。

「いや、いやこっちが早く来たんだから・・・。まあ、座って。」

真野部長の正面に座る。

営業部長は、真野部長の隣に座ってる。

「何飲む?ビールでいいかい?」

「はい。」

勧められて、ビールを頼む。

「お疲れさん」

カチンッ

とりあえず、ビールに口を付けた。