課長の宣言通り、私の頭の中は課長でいっぱいになった。

いくつも付けられた課長の印

胸にも、背中にも、腿にも、腕にも、お腹にも・・・・。

課長とひとつになって、抱きしめられたまま、朝を迎えた。

昨日の課長の言葉が頭から消えない。

『浅姫、愛してる』

こんな気持ちで朝を迎えたのは、久しぶりだ。

「おはよ」

抱きしめられたまま、課長の顔を眺めてたら突然目が開いた。

「おはよう。起きてたの?」

「誰かさんの、あつ~い視線でね」

そう言うと、課長はまたチュッとキスをしてベットから出た。

「先、シャワー浴びるな。」

課長はバスルームへと消えた。

私は少し余韻に浸りたくて、時計を見る。

まだ時間は大丈夫。

そのまま、タオルケットにくるまった。



ガチャ

「まだ足りないのか?」

課長は腰にタオル巻いたままでバスルームから出てきた。

「ううん」

昨日、あんなに抱かれたのに、課長の裸が恥ずかしくて顔を隠して目だけ出す。

「さすがに、これからだと、遅刻するからまた夜な」

課長はそう言って、私の頭をなでる。

だから違うって・・・。

「シャワー借ります」

ベットから出ようとすると、シャツが飛んできた。

「裸で行ってもいいけど、我慢できなくなるからな・・・」

そういいながら、視線を感じる。

「借ります」

課長のにおいのするシャツを来て、バスルームへ行った。