斗馬side
でも、それは失敗だった・・・。
みーは模擬挙式を見る会場まで浅姫に案内してもらいたいと言い出した。
俺はもうこれ以上、浅姫と顔を合わせていたくなかった。
これ以上いたら、失くしかけた感情がよみがえりそうで怖かった。
でも、場所もわからず、案内してもらうことになった俺達。
いつもと変わらず、ベタベタしてくる美空。
さすがに、今は辞めてくれ。
でも、俺達のことを知らない美空に罪はない。
前を歩く、浅姫の背中が遠かった。
美空といながらも、俺の頭の中は浅姫のことでいっぱいだった。
浅姫に謝らなきゃいけない。
7年前のこと。
俺の前からどんな思いでいなくなったのか。
あれから、どうしてたのか。
浅姫は俺のことを許してくれるだろうか・・・。
案内されて、会場へ向かいながらチャンスをうかがってた。
けど、チャンスなんてそんなにあるわけもなく、
浅姫は案内を他の人へバトンタッチした。
「あのっ・・・」
おもわず、声が出ていた。
俺は何を言おうとしてるんだ。
美空も浅姫もビックリした顔で俺の事見てる。
何ていえば・・・?
美空に俺はこんなにひどい男だったって言うか。
浅姫にも何て言えば・・・。
「い・・いえっ、何でもないです。スイマセン・・・」
浅姫は、また俺の前からいなくなった。
「どうしたの?」
美空が俺の顔をのぞき込む。
「いや、ちょっと知り合いに似てたから・・・・」
俺はごまかしながら、美空の手をぎゅっと握った。
斗馬side終わり
でも、それは失敗だった・・・。
みーは模擬挙式を見る会場まで浅姫に案内してもらいたいと言い出した。
俺はもうこれ以上、浅姫と顔を合わせていたくなかった。
これ以上いたら、失くしかけた感情がよみがえりそうで怖かった。
でも、場所もわからず、案内してもらうことになった俺達。
いつもと変わらず、ベタベタしてくる美空。
さすがに、今は辞めてくれ。
でも、俺達のことを知らない美空に罪はない。
前を歩く、浅姫の背中が遠かった。
美空といながらも、俺の頭の中は浅姫のことでいっぱいだった。
浅姫に謝らなきゃいけない。
7年前のこと。
俺の前からどんな思いでいなくなったのか。
あれから、どうしてたのか。
浅姫は俺のことを許してくれるだろうか・・・。
案内されて、会場へ向かいながらチャンスをうかがってた。
けど、チャンスなんてそんなにあるわけもなく、
浅姫は案内を他の人へバトンタッチした。
「あのっ・・・」
おもわず、声が出ていた。
俺は何を言おうとしてるんだ。
美空も浅姫もビックリした顔で俺の事見てる。
何ていえば・・・?
美空に俺はこんなにひどい男だったって言うか。
浅姫にも何て言えば・・・。
「い・・いえっ、何でもないです。スイマセン・・・」
浅姫は、また俺の前からいなくなった。
「どうしたの?」
美空が俺の顔をのぞき込む。
「いや、ちょっと知り合いに似てたから・・・・」
俺はごまかしながら、美空の手をぎゅっと握った。
斗馬side終わり

