ハル恋 Harukoi

<翌日>


「起立、気を付け、礼。」

担任の号令で皆が礼をした。

本来は級長というクラスのリーダー的役割のヒトがやる仕事なのだが、まだ決まっていない。


そして、ふとマキコのほうをみた。するとマキコは誰かを指差している。

「ねー裕香~!昨日話かけてきたやつ!」

えっ・・・顔をみると、確かにあいつ・・・

「名前、竹林ってゆーんだってー」

「へ、へぇ・・・」

そして竹林がにっこり微笑んだ。

「竹~!」

声がしたほうを見ると、一組の女子3人が居た。

そして竹とよばれるその人物は・・・おまえか竹林!

「竹はやっぱ陸上部だよねっ!!」

その3人の中の一人が言った。

「んー・・・まだわからん!」

「えーっ笑」

「竹バカだあ」「竹うけるー」

なんだモテんじゃん・・・!

顔かっこいいわけじゃないのになんでだろ?(失礼w

1日中その事で頭がいっぱいになった。

自分は外面良男しか好きになった事がないから・・・

なんだろ・・・性格?理解できない・・・まだ。