「二組~!こっちならんでっ!」

担任の声でみんなが動く。ざわざわとうるさい。

「・・・裕香、イケメンおったぁ?」

あっそーだ・・・いまもチャンスだ・・・。

「ま、まださがしとらんよぉ・・・いま探すわ。」

キョロキョロと辺りを見回す。うーん・・・

先輩ならイケメンがいそう・・・そんなことを考えて一年には期待を無くした。

「ねぇねぇ・・・岩田さんっ・・・」

うちの名前・・・岩田・・・裕香。うちのこと?

「なに?私のこと?」

「そーだよ~!私、涼子ってゆーよ!ヨロシクっ!」

すごっ・・・前髪長すぎて後れ毛みたいになってる。

メガネがピンク・・・可愛い・・・いーなー・・・。

あっ・・・歯矯正してる・・・っじゃなくて!!

「私、いわたゆか!よろしくっ!」

「・・・私はマキコだよー中村マキコ!」

さっそくマキコも乱入してきた。さすがっ・・・

「小学校のころ、イケメンいたぁ?」

「おらんよっ!うちの出身校期待せんほうがいいって!」

そんな話で「新友」涼子と盛り上がった。


そして写真が撮り終わり、マキコと話しながら歩いていた。