全員で、楽屋に戻り、健人は、拓斗に支えられながら、背中をマルが、擦りながら、ソファに座らせた。

省『…少しは、落ち着いたか、健人?』

慶『大丈夫か?』

龍『ビックリしたで~!』

丸『よしよしっ』

翔『健人…落ち着いたか?』

健『はい…すみませんでした。
仕事に私情をはさんでもうてリハ中止させてもうて…
ホンマにすんません』

慶『人間やねんから、こんな時やってあんねん』

省『気にしんなや』

翔『なぁ~、健人…ここにみんなが、居る前で聞きたい事、あんねん』

省『翔太!今は…』

健『…俺もみんなに話したい事あるんで』

省『…そうか』

丸『…大丈夫?』

健『…マル、ありがとうな』

翔『ほんなら…俺から聞くな』

健『…はい』

翔『…健人、おまえは、俺ら、真莉、絵里に、隠してる事を話してくれ。
残さず、全てを…』

健『…はい、解ってます』