真『…そこには、亮ちゃんとその人が、愛し合ってる画像が数枚付いててん。
それから本文には、
“分かったでしょ、これが、私たちの関係なの。
だから、もう、健人には、近づかないで。
もし、近づいたら、あんなんじゃ、済まないわよ”って』

真『…』

真『せやから、うちは、その時、確信してん。せやから、入院してる時、お見舞いに来てくれてもたけちゃんは、1度も…うちと目合わせてくれへんかったんやって』

真『えっ!』

真『せやから、うちは.自分からたけちゃんに別れ、告げてん。
たけちゃん、優しいから、自分から言えへんやろうから…』

真『ねぇ~…真莉ちゃん?
それってたけちゃん、知らないよ!』

真『えっ?』

真『俺、この間、たけちゃんと話したって、言ったでしょ!
その時もずっと、なんでって!
真莉ちゃんが、別れを告げた理由をしりたがってたんだよ!』

真『…』

真『たけちゃんは、たぶん、真莉ちゃんにメールが送られてきた事も…。
階段から突き落とされたって、真実も、何もかも、たけちゃんは、知らないよ!』

真『えっ?…だってたけちゃんは…』

真『たけちゃんは、今でも、これからも真莉ちゃんだけだって!
泣きながら話して涙を零しながら、眠ってたんだよ!』

真『…うっ…』

真『たけちゃんは、真莉ちゃんしか、愛せないんだよ』