それから、俺は、東京での仕事が、続いていた。
俺は、真莉の手紙の内容が、どうしても、納得出来ひんくて…。
せやから、まず、翔太くんに電話をかけてん。
せやけど、

“スマン…言えへん。ホンマにスマン”

翔太くんは、“スマン”を連呼するばかりで、教えてくれへんかった。

もちろん、絵里にも、由美さんにも、連絡したんやけど、絵里には、電話拒否られててん。
由美さんには

“真莉の事は、今はまだ、そっと、しておいて下さい”

って、言われた。
もちろん、他のSky Blueメンバーにも連絡したんやけど、誰一人、真莉の事は、知らんくて、俺の事を心配した、メンバーみんなが翔太くんにも絵里にも聞いてくれたんやけど…。
ふたりとも誰一人にも教えてくれへんかったらしいねん。

俺は、真莉へ繋がるすべての手段を絶たれた様やった。
俺は、この気持ちをどうしたら、ええ分からずに、毎日、毎日、イライラと不安が、つのる一方やった。
そうゆう、気持ちで、仕事をしてるもんやから、失敗続きやった。
なにしても、上手くいかへんし、気持ちを切り替え様にも…。
頭の中には、真莉の事しかなくて、どうしようもない気持ちになっててん。