「あら、わかったんですか。確かに、ミケちゃんは紅茶が好きですよ」




紅茶が好きな猫…かよ。
でも、何でわかったんだ?




俺の疑問に答えるように彼女は再び口を開いた。




「私不思議だったんですよ。何でミケちゃんに、懐かれているか。でも、それはきっと紅茶の匂いだったんです。私は自宅への帰り道にこのお宅の前を通ったんです」




「だから、猫に懐かれたか。まあ、そうかもしれないけどそれが、どうしたって?」



「明、イライラしないの。ていうかわかってないの?」



「何が」



宏美さんは何もかもわかったような顔をして、何度も頷いていて葵さんも、それに同意していた。
俺だけ、わからないままかよ…。