兄の亮が、口を開いた。 相変わらず素直じゃない。 ま、それが兄なんだけどさ。 「アナタの妹ですから」 「確かに、そうかも」 兄は、すんなりと認め笑みを浮かべた。 急に素直になったものだから、ドキッとした。 「皆さん、ありがとうございます」 頭を下げて、心からの感謝を述べた。 伝わってるかな? 「俺に感謝しろよ、あのネックレス投げたおかげで、生きてんだから。まあ、足は怪我させちまったし、ネックレスは壊れちまったけど」