海沿いの倉庫のあるこの場所に、あの時のお金が隠してあってもきっと誰も気付かないと思う。
全ては、確信に変わった。
あとは、証拠も固めた。
西園寺さんに、全てを綴ったメールも出しておいたし。
一応あの地図も、添付した。
大丈夫だ、絶対。
私は、倉庫の重い扉を開けた。
そこには、被害者の山口寛子さんと中崎良子さん、管理人の田辺勇樹さん、殺される予定だった大前友也。
…そして…全ての主犯格である、石山直樹が居た。
「お待ちしておりました、名探偵さん」
相変わらずの胡散臭い笑顔で、私を迎え入れた。
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