5階へ着いた時、山口寛子さんの部屋の隣の扉が、開いていた。
意味が分からなかった。
何故、山口さんの部屋じゃないのか?
「明さん!」
ドタドタと走り込んで行ったら、そこには見たことのない――おそらくその部屋の住人だが――人物と、明さん、宏美さん、葵さん、西園寺さんがいた。
「連絡して頂いたおかげで、間に合いました」
葵さんの声に、宏美さんは小さく頷いた。
「どうしてこの部屋なんですか?」
昨日騙された部屋なら、わかる。
でも…此処はその更に隣にあるのだ。
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