「てかさぁ、アズサちゃんさぁ、よく俺を脅してくれたよね。」
スギウラサトルが言う。
「お前らに俺を潰せるとでも思った?」
「ナメてんじゃねぇや。」
スギウラサトルが次から次へとあたしに言葉を浴びせる。
そして最後の一言。
「てか校内統一なんてやって意味あるわけ?(笑)」
この一言であたしの頭の中で何かがプツンと切れた。
「…意味あるよ、。」
「は?」
「だから、…意味あるっつってんの!!!」
「何だよ、その意味とか。」
「なんつーか、…何かを成し遂げてぇんだよ!」
「何少年マンガの主人公みてーなこと言ってんのよ。お前、そーゆう奴だったっけ?(笑)」
「確かに、ちょっと前まで、こんなじゃなかったよ。生きる意味なんて、興味無かった。」
なんでだろ、涙が出てくる。
「でも、…自分の余命を知って、こんな人生で良いのか、って、本気で考えた。」
、
「やっぱり、何か最後にしたい、そう思った。それがコレだよ!悪いか!!!」

