キミガイタ120日





「てかさぁ、アズサちゃんさぁ、よく俺を脅してくれたよね。」



スギウラサトルが言う。



「お前らに俺を潰せるとでも思った?」



「ナメてんじゃねぇや。」





スギウラサトルが次から次へとあたしに言葉を浴びせる。









そして最後の一言。



「てか校内統一なんてやって意味あるわけ?(笑)」



この一言であたしの頭の中で何かがプツンと切れた。












「…意味あるよ、。」




「は?」



























「だから、…意味あるっつってんの!!!」





「何だよ、その意味とか。」






「なんつーか、…何かを成し遂げてぇんだよ!」







「何少年マンガの主人公みてーなこと言ってんのよ。お前、そーゆう奴だったっけ?(笑)」











「確かに、ちょっと前まで、こんなじゃなかったよ。生きる意味なんて、興味無かった。」



なんでだろ、涙が出てくる。



「でも、…自分の余命を知って、こんな人生で良いのか、って、本気で考えた。」







「やっぱり、何か最後にしたい、そう思った。それがコレだよ!悪いか!!!」