間に合った!! そう思ってサトル達の居る男子トイレのドアを開けた。 そこには憤り、収まりがつかなくなった表情のサトルと、怯えた表情のアズサがいた。 ギリギリセーフか、…。 しかし、そう安心はできなかった。 これ以上サトルをキレさせたら本気でヤバい。 おそらく俺とアズサの関係がバレたり、俺がアズサを守ってるのがバレたらサトルの心情は大きく乱されるだろう。 軽はずみな言動は出来ない。 でも、アズサを傷付けることだけは、絶対に、させられねぇ…。