「久しぶり。アズサちゃん?」
「……な、何。」
「ちょっと、こっちへ来ようか。」
やばい、どうしよ、。
「…い、行くわけないでしょ。」
「…黙れ。」
そう言うとあいつはあたしの腕を強く掴み、立ち上がらせ、あたしの肩に腕を回した。
今抵抗しても無駄だ、…。
そう思ったあたしは今は黙っておくことにした。
スギウラサトルはあたしを人気の無い新校舎の男子トイレに連れ込んだ。
トイレの壁にあたしを思い切り叩き突ける。
「…、痛ッ、。」
「こんなんで痛がってる場合じゃねぇだろ?」
不敵に笑うスギウラサトル。
知らぬ間にあいつの子分的な奴らがあたしの周りに集っていた。
そいつらもスギウラサトルに続けてあたしを嘲笑う。

