「アズサ!!」



屋上で寝転んでいるあたしを呼ぶ大声。

ツバサだった。




「どした?」






「すっげぇ情報手に入れちゃった♪」




そう言って彼女は一枚の写真とそのネガをあたしに手渡した。



そこにはスギウラサトルといかにも危なそうな見知らぬ人と、ある物がはっきりと写されていた。




「あたしの知り合いがね、アイツのあとを着けてくれてさ?そしたら、こ~んなヤバい情報手に入っちゃってッ!」




ヤバい情報。

それは、スギウラサトルが