キミガイタ120日




またある日の夜。


あたしはなんだかリュウに会いたくなって公園に行ってみた。


あ、リュウだ!






「リュウー!」



叫んでみた。



「おぉ。」






リュウの側へ駆け寄ると、隣に座った。




「あんさ、リュウって彼女居んの?」



「突然どうしたよ。」



なんか気になった、なんて言えない。



「別に!」



「出た、困ったときの、別に。」



「うざ。」



なんなの、こいつ。



「もしかしてさぁ~?」



「ん?」

















───「俺に惚れた?」








は、はぁーッ?


何自分で言っちゃってんの?




「べ、別にリュウのことなんか好きじゃない。」





「また言ってる。困ったときの、別に。」



「ち、違うし。」



「そすか。」







『そすか。』ってなんだよ!!






まぁ、とりあえずこの話題が収まったようなので一件落着。


それならあたしも黙っておこう。




そう思ってしばらく沈黙が続いた後だった。