俺は驚いた。


何でこいつがここに居んの?




まじ意味分かんねぇし…。







このまま俺も参加して、遊んでやろうと思った。




でもそんなこと、できるわけもなかった。










自分でもよく分かんねぇけど、あいつが気になる。


あいつを放っておけねぇ。












公園で再びアズサに会った。


あいつは泣いていた。



俺は、『校内統一なんてやめろ。』、そう言いたかった。


けれど、あいつに敵意識されたり、あいつに軽蔑されたりするのを恐れて、言えなかった。






頭より体が先を行って、あいつを抱き締めることしかできなかった。