「明日2年締めるから、お前も来い。」 昨日、サトルに言われて、俺は久しぶりに学校に行った。 体育準備室から聞こえるサトル達の笑い声や、2年のうめき声。 俺も参加しよ♪、そう思ってドアを開けて見えたのは青ざめた顔のアズサだった。 俺は、 横井リュウジ。 リュウなんて名前じゃない。 いわゆる、裏番。 あのときに逆光のせいか俺の正体がバレなかったことが救いだった。