すると、聞こえて来たのはあのギターの音色だった。 なんか、癒される。 その音色はあたしの涙腺を刺激する。 「あ、リュウ!」 「おぉ。ってか、お前、何泣いてんの?」 え…? 嘘? あたし、泣いてる? 「い、嫌、別に…。」 するとリュウはギターの演奏を突然止めて、近寄って来て、… 次の瞬間。 ───ッ。 私は気付けばリュウの腕に包まれていた。