キミガイタ120日




そう思った、その瞬間。







ガラガラッ。








ドアが開いた。




ドアに誰かが立っている。


しかし、逆光と、その人が横を向いているせいで顔が分からない。












その人は突然、

「もう今日はここまでだ。」

と言った。









どこかで聞いたことのあるような声だった気がした。











「なんでだよ~。」


「今から良いとこだったのに。」



スギウラサトルとユウタともう一人の子分が口々に言った。









「良いからやめろ。」








「分かったよー。」


スギウラサトルは納得した。




そうして4人は去って行った。










え…、?


あまりに一瞬の出来事で頭がついて行かない。




あたし…、助かった系?



てかあいつ、誰?



まじ、今、何が起きたの?







あ!!!



シュウ!ヤス!タクヤ!




「大丈夫!!??」


あたしとツバサが駆け寄る。





「だいじょばねーよ(笑)」



みんなヤバい傷だったけど、なんとか大丈夫だったぽい。





そのあとあたし達は何も言わずにそれぞれ、家に帰った。