「あ、いたいた♪」
3年のスギウラサトルの子分的存在のユウタって奴。
おしっ!!
やるぞ!!!
まずツバサが告白と見せかけて体育準備室に呼び出す。
「あのぉ、ユウタ先輩?」
「ん?」
「ちょっとぉ、来てくれませんか?」
ツバサについてユウタは着々と体育準備室に向かう。
そして、とうとう…、あたし達が隠れる体育準備室に到着。
ドアが閉められる。
鍵も閉めた。
これで完全に袋のねずみ状態。
「先輩、好きです♪…………なぁんてね。まんまと騙されやがって。」
あたし達がぞろぞろと出てくる。
ユウタはだんだんと顔が青ざめて行く。
「う、嘘だろ…?」
───しかし、次の瞬間。

