人通りの多い道を歩き、着いたのは綺麗なビルだった。 「ここ…?」 「そ。」 あたしはそのビルの入り口へ向かおうとした。 けど、… 「そっちじゃない。」 は…? そう言うとリュウはその入り口の横の小さな下へ降りていく階段を指差した。 ちょっとボロい階段。 本当にこんなところにライブ会場なんてあるのだろうか? なんか急に不安になってきた…。