そういうことで、あたしはツバサの賛成しか得ることができなかった。









帰り道。


ツバサと話していた。









「あんさぁ、校内統一、どうする…?」



「どうするって…、あたしはやりたいなぁ。」




「でもさ、女だけでやったって、結局は襲われて終わりだよね。」








確かに。





「じゃあ、止める……?」





これは一種の賭けだった。




これであっさり止めるようならあたしもツバサにこれ以上無理を言うのは止めようと思った。

















「んまぁ、やりたいはやりたいけどね。」














なんとも微妙な答えだった。


上手く逃げやがったな、
そう思った。