恥ずかしがっているが、むしろ誘ってるようにしか見えない。


そんな俺は重症。



久しぶりの柔らかい感触がそこにはあった。


よく我慢できたなー、俺。



「大丈夫、暁。


優しくするから…。」



「…壱生…は…っ…」


この肌に触れると、止まらなくなる。


暁から漏れる、ため息のような甘い吐息に、胸が高鳴る。



「壱生……キスして……」



思わぬ暁からの一言で、俺のS機能が発動した。



「何、暁?

聞こえなかった。大きい声で言って?」



自分でも、口角があがっているのがわかる。


わざと暁が言えないようにいろんなとこを弄ぶ。


「…ぁ……、ひゃ…。」



「ふふっ、可愛い声。


もっと聴かせろ。」