「私、先生が好きなの。」


「………ごめん。中島。」


まさか中島が俺の事を好きだったなんて。



「好きな気持ちには立場とか、年齢とか関係ないと俺は思ってる。
だけど中島の気持ちには応えられないんだ。

これからも俺の可愛い生徒としていてほしい。」



「………先生さぁ、暁音ちゃんのこと好きでしょ?

顔に出てるから気を付けた方がいいよ。」



「…………はい。」


バレてた…。


「もぉー!可愛くなって先生を後悔させてやるっ!」


わざと冗談らしく笑顔で言った中島。


「うん。その笑顔が一番可愛い。」



「先生!そういう事簡単に言うから、皆勘違いしちゃうんだからね。」



「……はい。気をつけます。」



「ばいばい、壱生。」



「おぅ!………壱生って!」



先生っていってくれてた中島まで呼び捨てに………まぁいっか。



ごめんな、ありがとう。