正直中島がこなかったらやばかった。


「中島、ここ座れ。」


そういって椅子を用意した。


「先生、暁音ちゃんと仲良いの?」


「へ?別に普通だぞ。で、どこ教えれば良いんだ?」


「…………ここです。」


納得いかないような顔でそう言って、教科書に指を指した。


バレてないよな…?



「あぁ、これはなぁ…」

俺が説明しようとしたとき、


「なーんて!」


「ん?」


「本当は先生と居たかっただけなんです。」


「俺と?なんで?そんなこと言っても何もでないけど?」


俺と居たい?どういうことだ?



「先生鈍感すぎる!好きだからだよ。」


えぇっ!!!!!!


好き!?


「それは恋愛としてなの?

高校生からしたら、俺、おじさんじゃん!」



「そんなことない。みんな、壱生のことかっこいいって言ってるよ。」