小学5年まで母を思って泣いた。




たけど、捨てられた事に漸く気付いた私は、




母の存在を自分の中から消した。




母親なんか最初からなかったんだと思えばいい。




何度も自分に言い聞かせた。




なのに、なんで今さら、母の事だから、




私に会いたいとかではない。




祐介が言ってたみたいに、男を繋ぎ留めて置くために私が必要なだけ。




母の言いなりなんか死んでもならない。




最後の最後まで抵抗してやる。




祐介、私を守ってね。




啓介、良介、恭介、お願いだだから協力してね。




親父頼む。




私がこの家にいれるようにしてくれよ!