私は思わずリビングにいるみんなのとこに飛び出してしまった。




みんなが一斉に私を見る。



「親父、今の話本当なのか?



本当なら直ぐ断ってくれよ。



私は三浦阿南でいいんだ。


松田阿南はとっくに捨てた。



親父お願いだ私をこのままここに置いてくれよ。」




『阿南、兎に角落ち着け、時間をかけて話合おうな。』




そんなの嫌だ。




「頼むから、断ってくれよ。私は何処にも行きたくない。」




私は祐介の所に行った。



「祐介お願いだ。私はここにいたい。



祐介なら私の気持ち分かってくてるだろ。私には母親はもう必要ないんだ。



私を捨てた母親なんかに会いたくもない。」