今日も眠れなくて、私は枕を抱えて祐介の部屋に行った。




祐介の部屋には啓介と良介、恭介がいた。




何か話していたみたいだ。



どうしよう?




祐介以外の兄たちは苦手だ。




直ぐ触ってくるし、私の嫌がる事ばかりをする。




祐介は違う、私の嫌がることは絶対しない。




私の頼みはなんでも聞いてくれる。




イヤらしい事言わないし、私を困らせたりしないから、



祐介だけは好き。




私は母親に捨てられた。




三浦大輔が私を引き取り、自分の子供として今まで育ててくれた。




大輔は私の親父。




4人の兄たちは大切な家族。




祐介のぞいてはどうしようもない兄たちだけど、




大切な家族に変わりない。