イケメン×イケメン〜99%恋に落ちる

『おまえら自分の布団に入って寝ろ! 』




いつまで見てるつもりだ。



阿南が俺の胸に顔を埋めた。




はぁ、俺どうすりゃいいんだよ。




「祐介ばっかり狡いよな、いつも阿南独り占め。」




仕方ないだろうが。




「阿南は祐介が好きなのか?」




うんと阿南が頷く。




可愛い阿南。




俺も好きだよ。




「阿南は祐介が恋人になってもいいぐらい好きなのか?」




「恋人?」




「阿南が祐介を好きなのはそう言うことなのか? 」




阿南がケラケラ笑う。




「私はお兄ちゃんとしての祐介が好き。



他に意味はないよ。」




だよな、と落ち込む俺に、「そうか良かった安心したよ。」