阿南は祐介が好きなんじゃないかと思う。




祐介は何をやっても様になる。




俺たち兄弟の中でも一番のイケメンだと思う。




俺とは違い一流大学出ているし、




仕事も出来る。




親父も祐介をかなり信頼してる。




俺はいなくてもいいような存在。




今日は日曜日で仕事が休み。




彼女とデート、たけど気が進まない。




昼頃まで寝ていた。




「啓介、いつまで寝てるつもり朝飯抜きにするよ。



もう、又部屋でカップ麺食べたの?



あ、又ごほして。」




なんか、お袋みていだな。



布団から顔を出すと目の前に阿南の顔。




綺麗なぁ。




見とれていると、いきなり頭をはたかれた。




「いい加減起きろや!」




怒る声も可愛い。




俺ってかなり重傷かも。