村上と毎日同じベットに寝ているが、




一行に手出しはしない。




結婚式が済むまで何もしないと言った。




その言葉をずっと守っている。




村上の真意が全く分からない。




私が泣いていると、そっと背中を撫でてくれる。




『よくまぁ、毎日泣けるもんだな。



阿南、そんなに三浦の家に帰りたいか?』




私は頷く事も出来ず、ただ泣き続ける。




『阿南、こればかりは仕方ないんだよ。



阿南は俺が幸せにするから安心しろ。』





分かっているよ、そんな事、たけど拗ねてみたかっただけ。