祐介からの連絡で全員集合になった。




俺はみんなより遅く部屋を出た。




休み無しで仕事をしていた為、少し仮眠を取ろうとして寝過ごしてしまった。




慌てシャワーを浴び水を飲んだ。




昨夜から酒しか飲んでいない。




食べる気になれない。




胃がむかつく。




阿南の作った飯が無性に食いたくなる。




阿南がいたことが余りにも当たり前になっていた。




毎日阿南に起こされて、阿南の美味い弁当を食べて、



俺幸せだったな、なんて思ってる場合じゃなかった。



今日休む事はオーナーには伝えた。




啓介が休みと店の売上高が減ると言われた。




俺は、この日の為に二週間休まずに働いた。