親父無理してないか心配だ。




阿南が俺たちの前からいなくなった。




本当に寂しい。




『恭介、いつまで寝てんの、朝飯抜きにするぞ、起きろや!』




阿南の怒鳴り声聞かないと起きれないや。




俺は大学を休日中。




そして今友達のアパートに転がり込んでいる。




阿南が連れさられ、親父は俺たちを集め話をし出した。




阿南はどんな事をしても救い出す、だから暫くの間俺たちに姿を隠せと言った。



それは、阿南の母親が阿南を取り返せないように、色々な手を打って来る。




三浦家の人間が邪魔だから、阿南の母親が何をしてくるか分からないから、




俺たち一家は身を隠す事にした。