その時メイドが入って来た。




「阿南様、お友達がお見えなったのですが、奥様は出掛けられておりませんので、


どの様にしたら良いかと思いまして。」




友達?




「はい、木村季羅様とおっしゃる方でごさいます。」



季羅?




「直ぐ通して下さい。母には私から話ますから大丈夫です。」




季羅が会いに来てくれた。



嬉しい、本当に嬉しい。




季羅が部屋に入って来た。



抱き合って喜んだ。




『阿南、良かった。私追い返されると思ったから。』



「大丈夫だよ。村上も今日は帰り遅いし、母は父のとこに行ってるから、


暫くは帰って来ない。」




季羅が安心したようで良かった。。