『阿南、おかしな事考えているじゃないよな?』




うぅ、分かってしまった。



『阿南、ここから逃げても阿南の行くとこなんかないんだぞ。



俺の側にいろ、絶対阿南を幸せにしてやる。』




何その言い方。




私は普通の女の子じゃないから、そんな言葉にときめかないんだよ。




『阿南、疲れただろう。風呂に入って今日はもう寝よう。』




ちょっと待て、寝るって龍人と一緒に?




『なんて顔してんだよ。俺たちは結婚すんだから、



一緒のベットで寝るに決まってんだろうが。』




無理、無理、無理ですから。




そんないきなりあり得ないって。




『大丈夫、今日は襲わないから。』




ええぇ、違う、いきなり一緒になんか寝れません!