別に普通のケーキだったら あたしもそんなに怒らなかったよ? でも、それは…… 隼人がくれたケーキだから。 隼人があたしのために買ってきてくれた ケーキだから。 だからあたしは大事にして 食べたかった。 なのに、 あのクソ野郎! 部屋に戻るとむかついたままで 何もすることがなかったから とりあえず、寝ることにした。