「あれ?顔赤いよ、紗代ちゃん」
ニタニタと口端を上げて不気味に笑った口元から出た言葉はわざとらしすぎて。
あたしは彼の顔をキッと睨む。
『返して、鍵!!それに名前で呼ばないで!』
「え、つめた~い。でも俺紗代ちゃんのそういうところもゾクゾクしちゃうかも!」
背中に寒気を感じる。
周りが暗いせいかカラオケの時よりも彼の顔が不気味に感じる。
『か、返してっ!』
そう怒鳴ってはみたものの目の前にいるナツキの表情は変わらないままでそれどころかジリジリと距離を縮めてくる。
あたしも嫌な予感がして一歩、また一歩と後退りをするけど背中に冷たくて硬い壁を感じてこれ以上は逃げられないと近づいてくるナツキの顔を睨んだ。
でも怖さで涙がでてきていて、迫力がないらしくあたしのそんな顔を見てナツキの顔はますます不気味に笑う。
「そんな顔されちゃうと俺、我慢できないんだけど」
その言葉と同時に彼があたしの手を壁に押さえつけ一気に彼との距離が縮まった。
見上げたらすぐそこに彼の顔が見える距離。
「我慢できないから、襲っちゃうね?」
ニタニタ笑う不気味な口元があたしの唇に近づいてきてゾッとした。
『やっ、やめてっ・・・!』
ニタニタと口端を上げて不気味に笑った口元から出た言葉はわざとらしすぎて。
あたしは彼の顔をキッと睨む。
『返して、鍵!!それに名前で呼ばないで!』
「え、つめた~い。でも俺紗代ちゃんのそういうところもゾクゾクしちゃうかも!」
背中に寒気を感じる。
周りが暗いせいかカラオケの時よりも彼の顔が不気味に感じる。
『か、返してっ!』
そう怒鳴ってはみたものの目の前にいるナツキの表情は変わらないままでそれどころかジリジリと距離を縮めてくる。
あたしも嫌な予感がして一歩、また一歩と後退りをするけど背中に冷たくて硬い壁を感じてこれ以上は逃げられないと近づいてくるナツキの顔を睨んだ。
でも怖さで涙がでてきていて、迫力がないらしくあたしのそんな顔を見てナツキの顔はますます不気味に笑う。
「そんな顔されちゃうと俺、我慢できないんだけど」
その言葉と同時に彼があたしの手を壁に押さえつけ一気に彼との距離が縮まった。
見上げたらすぐそこに彼の顔が見える距離。
「我慢できないから、襲っちゃうね?」
ニタニタ笑う不気味な口元があたしの唇に近づいてきてゾッとした。
『やっ、やめてっ・・・!』

