「おい、待て・・っ!」
ナツキが逃げたらしい。
まこちゃんがナツキを追いかけようとしたのであたしはぎゅっとまこちゃんの服の裾を掴んだ。
・・・今は、1人になりたくない。
怖いよ。
まこちゃん、お願いだから今はどこにも行かないで?
そんな願いを持ってあたしはまこちゃんを見つめた。
まこちゃんは眉間にしわを寄せながらしばらくあたしを見て、ふっと微笑んでくれた。
「大丈夫だよ、紗代。」
そう言ってあたしをぎゅっと抱きしめるまこちゃんの腕は温かくて強かった。
あたしもそれに応えるように、胸の中にある恐怖を消すように。
ぎゅっとまこちゃんの背中に手を回し抱き返した。
『まこちゃん・・・』
あたしの出した声は震えていた。
そして、ますますまこちゃんの腕の力が強くなった。
不思議とまこちゃんの腕の中は安心できたよ。
ナツキが逃げたらしい。
まこちゃんがナツキを追いかけようとしたのであたしはぎゅっとまこちゃんの服の裾を掴んだ。
・・・今は、1人になりたくない。
怖いよ。
まこちゃん、お願いだから今はどこにも行かないで?
そんな願いを持ってあたしはまこちゃんを見つめた。
まこちゃんは眉間にしわを寄せながらしばらくあたしを見て、ふっと微笑んでくれた。
「大丈夫だよ、紗代。」
そう言ってあたしをぎゅっと抱きしめるまこちゃんの腕は温かくて強かった。
あたしもそれに応えるように、胸の中にある恐怖を消すように。
ぎゅっとまこちゃんの背中に手を回し抱き返した。
『まこちゃん・・・』
あたしの出した声は震えていた。
そして、ますますまこちゃんの腕の力が強くなった。
不思議とまこちゃんの腕の中は安心できたよ。

