「紗代!」
怖くて閉じた目で今の状況が見えないけど声ですぐ分かった。
暗闇のトンネルの出口を見つけたような気持ちになった。
・・・まこちゃんだ!!!
まこちゃんの声で一瞬緩んだあたしの腕を掴むナツキの手の力。
その隙にあたしはバッと腕を振り払い、そのまままこちゃんの元へ駆け寄る。
まこちゃんはあたしをかばうようにあたしの前に立ち、あたしはそんなまこちゃんの背中にぴったりとくっつく。
まこちゃんの服の裾を掴む手がまだ震えていた。
チラリとまこちゃんの肩ごしに見えるナツキは予想外のまこちゃんの登場に焦っている様子。
「テメェは誰だよ・・?」
まこちゃんの声はいつも以上に低くて怒りが込められているようだった。
「俺は紗代ちゃんの友達です!よろしくね、紗代ちゃんの彼氏さん」
そう言うナツキの顔にはいつの間にか焦ってはいなくてどこか余裕の表情さえ伺える。
ナツキを見ていたあたしの目線とナツキの目線が絡み合い、あたしは咄嗟にまこちゃんの背中に隠れた。
「紗代ちゃん、またね?」
ハハ、と小さく笑う彼の声に思わず体がブルっと震え上がる。
怖くて閉じた目で今の状況が見えないけど声ですぐ分かった。
暗闇のトンネルの出口を見つけたような気持ちになった。
・・・まこちゃんだ!!!
まこちゃんの声で一瞬緩んだあたしの腕を掴むナツキの手の力。
その隙にあたしはバッと腕を振り払い、そのまままこちゃんの元へ駆け寄る。
まこちゃんはあたしをかばうようにあたしの前に立ち、あたしはそんなまこちゃんの背中にぴったりとくっつく。
まこちゃんの服の裾を掴む手がまだ震えていた。
チラリとまこちゃんの肩ごしに見えるナツキは予想外のまこちゃんの登場に焦っている様子。
「テメェは誰だよ・・?」
まこちゃんの声はいつも以上に低くて怒りが込められているようだった。
「俺は紗代ちゃんの友達です!よろしくね、紗代ちゃんの彼氏さん」
そう言うナツキの顔にはいつの間にか焦ってはいなくてどこか余裕の表情さえ伺える。
ナツキを見ていたあたしの目線とナツキの目線が絡み合い、あたしは咄嗟にまこちゃんの背中に隠れた。
「紗代ちゃん、またね?」
ハハ、と小さく笑う彼の声に思わず体がブルっと震え上がる。

