結胡の走っていった後を追っていくと、見覚えのある道についた。
学校帰りに、よく結胡と行く公園・・・・?
たくさんの遊具がある。
ブランコにシーソー。滑り台に砂場。
どれも結胡との思い出がある。
公園の中に入っていくと、ブランコに結胡が座っていた。


「結胡・・・・・。大丈夫・・・・?」

結胡に近づいて顔を見ると、目が真っ赤になっていた。

「春君…心配してた・・・・・結胡にあやまりたいって!」

♪~♪~♪~♪~♪

結胡のケータイがなった。

相手は多分、春君。
内容が気になり、横からメールの内容を見た。

「結胡、さっきはごめん。悪いと思ってる。あの人はうちの学校の
3―4組の辻 美咲先輩。・・・・・・浮気、してたんだ。ごめんな。
もう、俺、結胡のこと好きじゃない。
これで最後にしよう。」




私の賭けは、叶わなかった。
粉々に砕けてしまった。





「何で?どうして?」

結胡はこれだけうつと春君にメールをおくった。

♪~♪~♪~♪~♪

「もうすぐ大会だし、バスケに専念したい。
それに、デート断っただけで落ち込まれるのもうっとうしいし、正直うざい。
だから、美咲先輩みたいに軽いい人が俺にはあってるし。」

結胡・・・・・・・。
泣いてばかりだね。
目、真っ赤。
うさぎみたいだよ?

こんなに傷ついて・・・・・・。
辛かったね・・・・・。

「結胡!もう春君なんかやめなよっ!
こんなの、結胡が辛いだけだよ!私まで辛くなってくる・・・・・。」

これから、またスタートしようね。
2人で道を歩いていこう。
疲れたら休憩すればいいんだから。
2人で一歩一歩道を進んでいこう。