ナスの語源は実に、成すという所から始まります。
ナスを食べると願いが叶うというのです。
実際、ナスは魔法の植物で、これを食べると願いが叶うのです。
昔々、ある所に子供の全くいない女の人がいました。女の人は畑で毎日お祈りをしていました。『いつか子供が出来ないものかなあ。』
でも、子供だと思って木を植えてみてはどうでしょう?
女の人は木を植えてみました。
それは、市場で買ってきた桐の木に過ぎなかったのですけれど、女の人が自分の子供と思って、毎日話すうちに、夜ごとに話し声らしき声で『ほーけす、願いを叶えよう、この実を取って!』と言うようになりました。
何だろう、ホトトギスだろうか?て、女の人は思っていたのですが、ある夜、その木を見に行ってみることにしました。
すると、そこには目立たないけど、夜色の実が一つなっていました。
『ほーけす、この実を取って、そうすれば全ての願いを叶えよう。』
桐の木が言いました。
女の人は、この実を手に取り、これが子供だったらと、祈りました。
するとそれはすくすくと大きくなり、女の人の願いをなんでも叶える子供になりました。 女の人は子供に、ナスという名前をつけました。
子供は、まず、お母さんに何でも乗っかる手押し車をあげました。
畑いっぱいの農作物をのっけても、素早く軽々と運ぶことが出来ます。 次に、何でも料理できる鍋を用意しました。
グツグツとよく煮え、村人全てに行き渡りました。
次は、村人の集会場を用意しました。
村人は仲良くなり、若者を尊重しました。
最後に若者は、母親を村の長にしました。
以来、若者の家は代々栄え続いていったそうです。
この若者が死んだ後、墓に生えていたのが現代のナスの木です。
村人はこれをナスと呼び習わし、味噌汁に入れ、母親の味と言うのです。
ナスとは成しえないことをなし、ナスことは全てをナスのです。
だからナスはナスと言うのです。

あとがき
ナマズさんはナスが好きなんですって。ドジョウさんはキュウリ。家にナスが生えてました。うさぎの話なんでお代も期待しませんが。それでうさぎは殺されてしまった気も。パソコン無料、いいですね。