街から出た俺は、月明かりだけを頼りに歩を進めてる。

地面が砂地に成り、歩を進め難い。


でも一歩一歩進む事で、次成る街への期待も膨らむ。


砂漠みたいな砂地は、陽が当たらぬ夜は以外に寒くって、俺は外套の襟を立てて歩く。


でも産まれた時から蹴り出された俺にしてみれば、こんな寒さは何て事は無いけどな!



そして、そうこうしてる内に夜が明けた。