【壊抱き番外編】キミに永遠の愛を誓う―阿川先生Side―





「穂乃ちゃん?何があったのか話して?」



俺はもう1度、穂乃ちゃんに言った。



「居場所が…………」



穂乃ちゃんが小さく呟く。



「えっ?」


「居場所が……なかった……」


「穂乃ちゃん……」



握っていた手に力が入る。



「帰ったら……まるで汚いものを見るような目で……見られて……。睨み付けられて……何で……帰って来たの?って……」



嘘だろ……。


自分の子供にそんなことを言う親がいるのかよ。


本当に親なのか?