穂乃ちゃん……。


俺は今、凄くドキドキしてるんだ。


痛いくらいドキドキしてるんだ。


胸のドキドキがキミにも伝わってる?


どんな理由であれ、聖なる夜にこうしてキミと一緒にいられることが嬉しいんだ。


無駄に広いベッドの真ん中で、俺は穂乃ちゃんを腕枕して寄り添うように寝た。


俺の腕の中で眠るキミは、聖なる夜に舞い降りた天使なのかもしれない。