【壊抱き番外編】キミに永遠の愛を誓う―阿川先生Side―




体調を崩してるんじゃなかったのか?


何でこんなとこにいるんだよ…。


こんな寒空の下、傘もささずにいるなんて……。


自殺行為だろ。


車のトランクに傘があったはず。
それからタオルも。


俺は公園の脇に車を止めた。


車から降りて、トランクを開けて傘と取り出す。


彼女の方を見ると俯いたままで、車に気付いてないみたいだ。


俺は傘をさして、ベンチに座っている彼女に向かって歩いた。


1歩1歩、彼女に近付く。


彼女に近付くにつれて、心臓が痛いくらい"ドキドキ"しているのがわかった。


彼女の前まで行き、彼女の頭上に傘をさした。