「話って何だよ……」



夕方――。


瑞樹がそう言いながら保健室に入って来た。


瑞樹に話があるからと保健室に来るように言っていた。


瑞樹はいつものように椅子に座る。



「話しをする前に、コーヒー飲むだろ?」


「あぁ」



俺はマグカップにコーヒーを入れて、それを持って席に戻った。


机の上にマグカップを置く。



「で、話って何?」



コーヒーを一口飲んだ、瑞樹が聞いてきた。