穂乃ちゃんの寝息が聞こえる。
完全に寝ていることを確認してベッドから出た。
穂乃ちゃんが起きないように、静かにクローゼットを開ける。
クローゼットの奥に隠してある小さな箱を出した。
箱の中はダイヤのリング。
箱からダイヤのリングを出して、寝ている穂乃ちゃんの左手の薬指にリングをそっと通した。
穂乃ちゃんの薬指にピッタリはまったダイヤのリング。
大きくもなく小さくもない。
一緒に選んだかのようにピッタリ。
朝、起きた時に、穂乃ちゃんはどんな反応を見せるだろうか……。
俺は、そんなことを思いながらベッドに入り、深い眠りについた。



